第4の革命 飯田哲也さん NO NUKES

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  • Опубликовано: 6 июл 2012
  • 飯田哲也さん「第4の革命 NO NUKES 2012年7月
    自然エネルギーが第4の革命と、今呼ばれる状況になっている世界の現実についてお話しします。
    人類にとっては、農耕革命と、それから次に、イギリスから始まった産業革命そして、ちょうど自然エネルギーが普及するのと同じタイミングで始まったITC革命ですね。そこに覆いかぶさるように、今、分散型の自然エネルギー、太陽エネルギーによる第4の革命が起きているというのが世界の認識です。
    90年代に入って、ドイツで自然エネルギーが本格的に普及を始め、あるいはスウェーデンで木くずを使ったバイオマス発電。そういった物が普及し始めて、2000年代に入って、それまではほとんどエネルギーとしては役に立たないと思われていた自然エネルギーが、まずは風力発電、そして太陽光発電、あるいは木くずを使ったバイオマス発電といった物が倍倍ゲームで増えてきて、たとえば風力発電は2億3000万kw。1年で4300万kw。まあ、原子力発電にして43基分が一年で出来た。原子力は増えたり減ったりしていて、3億7000万kwからほとんど増えていないので、あと残り1億4000万kwの差を、風力発電はこのペースで行くと3年で原子力発電を追い越す。
    そして、去年自然エネルギーに投資されたお金が、全世界で22兆円。これは10年後には200兆円を超えると言われていて、緑の産業革命とも、あるいはグリーン・ゴールドラッシュと言われるほど、お金の面でも非常に大きく発展しています。これは去年の22兆円というのは、石油・石炭・天然ガス・原子力全て合わせた古いエネルギーの投資金額を、自然エネルギーだけではるかに上回る、そういう大きな投資だったんですね。
    第4の革命にはもう一つ別の側面があって、ちょうどインターネット、あるいは分散型コンピューティングというのと同じように、これまで中央集中型でコントロールされていたエネルギーが、少量分散型・地域自立型で、どんどん、どんどん、分散型エネルギーが広がってきているという、分散型革命でもあるということです。
    この、量的な飛躍的な成長と、そして、誰もがエネルギーの建設に参加をする事ができる、分散型エネルギー革命。
    この二つの側面を持つ第4の革命が、今世界で起きている。これは3.11の事故を経験した日本にとって、全く幸運って言っていいほど、非常に大きな変革のチャンスを教えてくれているというふうに思います。
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